読友さんと有名な古典の不定期読書1回目。「菊池寛・恩讐の彼方に」推薦される本だけあって素晴らしい内容だった。市九郎は武士であり主人の中川三郎兵衛に切りつけ、女中(お弓)と逃亡する。生きていくためには道中で恐喝、窃盗、殺人をしないといけない。市九郎はとある夫婦をふいに襲って殺害、罪悪感とその恐怖でお弓の下を離れる。九州に出家した市九郎(了海と名乗る)。崖で亡くなる人が多いことを聞き、トンネルを21年間掘り続け、罪滅ぼしをする。赦す、赦されるの意味、罪の荷を下ろした時の市九郎のホッとした心情が伝わってきた。⑤
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
正義、信義
- 感想投稿日 : 2022年5月15日
- 読了日 : 2022年5月15日
- 本棚登録日 : 2022年5月15日
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コメント 1件
なおなおさんのコメント
2022/05/24