読み聞かせ 5分
低学年にもっていきましたが、中高学年によいと思います。
戦争ニュースのなか、知りたいということ、お話の力は敵味方を超えられると思いたい、、として読み聞かせにもっていきました。
この絵本で戦争の方向が変わる本が「戦争と平和」ということがまた今の時勢にタイムリーで…。
いまから100年ほど昔、戦争が人の手で行われていたころ。
お手製の飛行機を空と同じ色に塗って、のんびり鳥を見ていたそらいろ男爵も、戦争がはじまると飛行機を迷彩色に塗り替えて参戦します。
そらいろ男爵は、重くてガツンと痛い、分厚い本を砲弾にして飛行機から落とします。
ある日落とした分厚い本、それは「戦争と平和」でした。
敵にはぶつかりませんでしたが、敵の大将がその本を手に取り一晩中読みふけったため、その日の攻撃はなくなりました。
そこでそらいろ男爵は、考えて本を落とすことにしました。
重い本はもうないけれど、面白い本ならたくさんあります。みんな男爵のお気に入りの本ばかりです。無駄にはできません。
戦闘が始まるとそらいろ男爵が本を降り注ぎます。料理の本、冒険物語、星の本。
兵士たちは敵も味方も夢中になって本を読み、本を取り替え、お互いに感想を話します。
そしてそらいろ男爵は戦争を辞めさせるとてもいい方法を思いつきました。
兵士の家族からの手紙を撒くことにしたのです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
こどものともだち
- 感想投稿日 : 2022年3月15日
- 読了日 : 2022年3月15日
- 本棚登録日 : 2022年3月15日
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