「タカラヅカ」というと独特の世界と感じていました。その宝塚歌劇団を、元総支配人である著者が、どのように経営していたのか。世界観についてではなく、経営としてどのように見ていたのか書かれています。会社と同じく利益を求める存在であること。そのための苦労などは身近に感じることのできる内容でした。全体を見る経営という視点で語られる内容は、非常に勉強になりました。あとがきで書かれているように、読後にその視点をもって観劇するならば、興味深く観ることができると思います。宝塚歌劇団の公演における様々な仕掛けは、どのような効果のためにあるのか。それが分かって見るのと、そうでないのとでは違うと思います。
バリューチェーンの端から端までをトータルで管理するスタイルも独特ですが、それが有利に働いていることも書かれていて、勉強になりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2016年6月3日
- 読了日 : 2016年6月3日
- 本棚登録日 : 2016年6月3日
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