元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略 (角川oneテーマ21)

著者 :
  • KADOKAWA (2015年1月10日発売)
3.64
  • (0)
  • (8)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 51
感想 : 6
4

「タカラヅカ」というと独特の世界と感じていました。その宝塚歌劇団を、元総支配人である著者が、どのように経営していたのか。世界観についてではなく、経営としてどのように見ていたのか書かれています。会社と同じく利益を求める存在であること。そのための苦労などは身近に感じることのできる内容でした。全体を見る経営という視点で語られる内容は、非常に勉強になりました。あとがきで書かれているように、読後にその視点をもって観劇するならば、興味深く観ることができると思います。宝塚歌劇団の公演における様々な仕掛けは、どのような効果のためにあるのか。それが分かって見るのと、そうでないのとでは違うと思います。
バリューチェーンの端から端までをトータルで管理するスタイルも独特ですが、それが有利に働いていることも書かれていて、勉強になりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2016年6月3日
読了日 : 2016年6月3日
本棚登録日 : 2016年6月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする