舞う百日紅: 上絵師 律の似面絵帖 (光文社文庫 ち 6-2 光文社時代小説文庫 上絵師律の似面絵帖)

著者 :
  • 光文社 (2017年1月11日発売)
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感想 : 25
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上絵師律の似面絵帖、シリーズ2作目。
「みをつくし料理帖」や「居酒屋ぜんや」シリーズのファンにおすすめ。

律は絵師だった父の助手をつとめながら成長し、父亡き後は一回り下の弟を育てています。
父はかって母の命を奪った辻斬りに立ち向かったのかもしれない‥?
父が不自由になった手で描いた絵に似た男に出くわした律は‥

仕事の腕はそうすぐには上がらず、上手くいかないことに落ち込む日々だったり。
弟が絵に興味を示さず、あっさり奉公先を見つけてきたり。
幼馴染の涼太への淡い恋は、胸の奥深くに秘めたままだったり。
という状況の中、父母の仇問題は意外と早く解決。
(定番のモチーフなのかもしれないが、ちょっと「居酒屋ぜんや」とかぶるので、解決してくれた方がありがたい)
これで危機は去った?
のかと思いきや、一番順調な似面絵の注文は、ある意味危機を招く可能性も。如何に?という~

1作目でてんこ盛りだった要素がすべて存在する一方で、はっきりした変化も。
真面目で若々しい、未熟だけど、いい素質がある感じのお律さん。
先も楽しみに読んでます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2023年7月14日
読了日 : 2022年8月8日
本棚登録日 : 2023年7月14日

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