陽炎ノ辻 ─ 居眠り磐音江戸双紙 1 (双葉文庫)

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  • 双葉社 (2002年4月9日発売)
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直心影流の達人、坂崎磐音。
藩内の凄絶な事件が元で藩を離れ、浪々の身に。
明和9年(1772年)27歳の時、幼い頃からの友達3人で、共に江戸から帰り、親友の妹・奈緒との結婚を控えていた時期に、すべてが壊れたのだった。

穏やかで謙虚な人柄。
佐々木道場では剣法もほとんど互角で終わり、闘争心が見られなかった。
じつは実戦に強いタイプだったんですねえ。

貧しい長屋でやや浮きながらも、ひょうひょうと世過ぎをしていく。
大家の金兵衛の紹介で、鰻を割くのもいつしか名人芸に。
両国にある両替商・今津屋には金兵衛の娘・おこんが奥女中として勤めていた。
おこんは深川育ちで生きの良い娘。
磐音は今津屋の用心棒になったことから、大事件に巻き込まれる。
田沼が老中になったばかりで、改革を行おうとしていたが、反対派の動きも強かったんですね。
胸のすく活躍。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2011年10月9日
本棚登録日 : 2011年10月8日

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