直心影流の達人、坂崎磐音。
藩内の凄絶な事件が元で藩を離れ、浪々の身に。
明和9年(1772年)27歳の時、幼い頃からの友達3人で、共に江戸から帰り、親友の妹・奈緒との結婚を控えていた時期に、すべてが壊れたのだった。
穏やかで謙虚な人柄。
佐々木道場では剣法もほとんど互角で終わり、闘争心が見られなかった。
じつは実戦に強いタイプだったんですねえ。
貧しい長屋でやや浮きながらも、ひょうひょうと世過ぎをしていく。
大家の金兵衛の紹介で、鰻を割くのもいつしか名人芸に。
両国にある両替商・今津屋には金兵衛の娘・おこんが奥女中として勤めていた。
おこんは深川育ちで生きの良い娘。
磐音は今津屋の用心棒になったことから、大事件に巻き込まれる。
田沼が老中になったばかりで、改革を行おうとしていたが、反対派の動きも強かったんですね。
胸のすく活躍。
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2011年10月9日
- 本棚登録日 : 2011年10月8日
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