残穢

著者 :
  • 新潮社 (2012年7月20日発売)
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住んでいるマンションで、奇妙な体験をする。
畳を擦る音。
人の気配。
事故物件とは聞いていないが、気になり過去を調べ始める。
常に人が入れ替わり、一年以上も住んでいる人はいないほど。
他の部屋の状況。
マンションが建つ以前の土地から調べ始め、離れて行った人を探し、過去を辿る。

「死」は、穢れとなり伝染して拡大する。
それは、土地に根付き、二重に汚染される。
そこに人が住まうとその者は死穢で汚染される。
その者が、死亡すればその家は三重の死穢が残る場所へと…。
死穢に感染した人が別な場所に移動するとそこにも残穢が…。
まるでループのように。

土地のお祓いをするのは、充分に必要な意味のあることなのだ。

祟りや呪いを信じるかと問われても私自身よくわからないのである。
信じていないとは断言できない。
霊能者がいるかぎり、何かあるのではと思うから。




読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年6月14日
読了日 : 2022年6月14日
本棚登録日 : 2022年6月14日

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コメント 3件

メイさんのコメント
2022/06/14

こんばんは、湖永さん。

私も残穢読みました。映画も観ました。原因を探っていけばいくほど私はどんどんわからなくなってしまいました。結局、何が原因なの、って感じでした。でも一つ言える事は、「触らぬ神に祟りなし」です。

私はこういうのは半分信じて半分信じないって感じです。私はテレビのホラー特集が好きで観ますが、全く信じてないと観ないと思います。どこかで信じてるのがあるから観るんだと思います。

話は変わってしまいますが、私は小学生のときはりぼん派でした。

湖永さんのコメント
2022/06/14

こんばんは、メイさん。

そうなんですよね〜。
気になってしまうのは、やはりちょっとは信じてしまっている自分がいるからでしょうね。
だからこそ、気になって本も読んでしまいます。

湖永さんのコメント
2022/06/14

そして、りぼんとなかよしどちらかと言えば私もりぼん派でしょうか。
懐かしいですねぇ。

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