人間の創造力と悪との関係からはじまり、宗教では悪がどのように捉えられているのか、物語には悪がどのように描かれているのかなど、様々な場面に現れる悪について、様々な角度から具体例も交えながら考察していく。
そして、現代のいじめの問題から親子関係に至るまで、幅広く考えをめぐらせていく筆者の問題意識の高さに共感を覚える。
悪とはいったい何なのか、子どもとはいったい何なのか、根本的で重要な問題についてとても考えさせられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
★教養になる本
- 感想投稿日 : 2011年10月25日
- 読了日 : 2008年7月25日
- 本棚登録日 : 2011年10月25日
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