安く売ってたので購入。しかし良書であった。宇宙航空技術の詳細な説明に始まる、技術屋をワクワクさせる導入から、特に日本の宇宙技術フォーカスした、地球では目にかかれない機械や理論まで、宇宙が身近に感じられる一冊。後半は、長い投資が必要な宇宙分野へいかに政治的、組織的な動きが必要か、著者がわかってるこれまでの苦労、後悔、それに基づく未来への戦略が語られており、読んでいてとても応援したくなった。
感動したところは様々にあるが、特に、2015年現在、日本の宇宙予算は190億に対し、アメリカは721億ドル。歳入規模は2.2倍程度であることを鑑みるに、やはりなんとかならないものかと思った。(日本の歳入の半分は借金返済であると歳入は4倍ほどちがうとみたほうがいい。いや、しかしそれでも、著者のいう、国家としての宇宙への意志は弱い。)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
宇宙
- 感想投稿日 : 2015年11月16日
- 読了日 : 2015年11月16日
- 本棚登録日 : 2015年11月16日
みんなの感想をみる