勾玉三部作を再読した流れでこちらも再読。
書き下ろし短編として、『空色勾玉』の奈津女と柾のスピンオフ作品「潮もかなひぬ」が収録されています。
本編も勿論好きなのですが、この短編では奈津女と柾のそれぞれの視点で紡がれているので、本編の流れと併せて”ああ、この頃こんな風に思っていたんだな”というのが良くわかります。
改めて『空色~』を読むと胸に迫るものがあります。
荻原さんの作品は、日本神話や歴史上の実在の人物をモチーフにしながらも、決して史実通りに描くのではなく、荻原さんの色を感じさせてくれるのでとても好きです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
荻原規子
- 感想投稿日 : 2014年4月9日
- 読了日 : 2014年3月6日
- 本棚登録日 : 2014年4月9日
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