武士道 ─まんがで読破─

  • イースト・プレス (2008年4月15日発売)
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五千円札の人新渡戸稲造が何をしたのか
なんとなくしか知らなかったので読了。

武士道とはなにか。

今の時代に照らしても立派で美しい考えだと思う。
ただ、この武士道の考えはどこから来たのか。
よくわからなかった。

・・・引用・・・
"ヨーロッパ人がバラの花を愛するように
「騎士道」を愛し
日本人は桜の花を愛するように
「武士道」を愛した

バラ
→散らない、甘美、美しさに棘を隠している


→美しく、儚く、風とともに散る

■武士道
・贅沢は性格に悪影響を与えるもの

■義(上杉謙信)
→正しい道を示すもの
今川氏に止められて
甲斐国武田信玄では塩が入らない
→上杉謙信が塩を送る
→戦っているのは弓矢の上であって米や塩で戦っているわけではない
→→敵に塩を送る

武士は食わねど高楊枝

■勇
義を見てせざるは勇なきなり(孔子

勇気とは恐れることとそうでないことがわかることだ(プラトン
→無謀と勇気は違う

本当の勇気とは生きるべき時に生き
死ぬべき時に死ぬことである(徳川光圀

勇を全うするためには肉体的強さが不可欠

■仁(女性的な、母のような優しさ)
思いやり、他者への哀れみ
武士の情け

義にすぐれば固くなる
仁にすぐれば弱くなる(伊達政宗
→バランスが大事

優しさは時に裏切られることもある

仁の力を疑うものは
薪についた大火を茶碗一杯の水で消せなかったと言って
水は火で消せないと思うようなものである
■礼
他者に対する優しさを型として表したもの
他者への謙虚さ

度を過ぎた礼はもはやまやかしである(伊達政宗
■誠
武士に二言はない

士農工商
→賢い序列だった
→貴族を商業から締め出すことは
権力者に富を集中させない素晴らしい政策である(モンテスキュー
ローマ帝国はこれで滅びた

■名誉
ならぬ堪忍
するが堪忍
→?気をつけよう

人の一生は重荷を背負っていくが如し
急ぐべからず
堪忍は無事長久の基(もとい)
己を攻めて人を責めるべからず(徳川家康
■忠義(武士独自
個人は国を担う国家の一部として生まれてくるのだ(アリストテレス)
あなたは今まで国家に生まれて教育されてきたのに
自分が国家の家来ではないと国家に向かって言えるのか(ソクラテス)

強制ではなく自発的なもの"

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典名作
感想投稿日 : 2020年1月13日
読了日 : 2019年10月1日
本棚登録日 : 2020年1月13日

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