在日 (集英社文庫 か 48-1)

著者 :
  • 集英社 (2008年1月18日発売)
3.50
  • (31)
  • (83)
  • (109)
  • (14)
  • (5)
本棚登録 : 678
感想 : 89
5

在日とは、在日朝鮮人、在日韓国人のことだ。
在日であることが、どういう歴史的,社会的意味があるのだろう。
奨学金や選挙権など、日本国籍がないことによる不利益をいろいろ被っていることと、差別や民族間の軋轢など。
ただし、朝鮮半島と日本では、「母屋」というような母を大切にする文化や、儒教などの共通する部分もある。

どうして日本は、在日外国人に対する扱いが弱いのだろう。
それだけでなく、海外にいる日本人に対する扱いも弱いと言われている。
日本の国際化の第1歩が、在日朝鮮人、在日韓国人の権利の確保だろうことが想定される。
地域では、サッカーなどで、国際的な交流が広がっているのは、当時との違いかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 朝鮮・韓国
感想投稿日 : 2011年12月23日
読了日 : 2008年7月23日
本棚登録日 : 2011年12月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする