杉原爽香はどこまでお人良しなのだろうと思うことがある。
象牙色のクローゼットでは、あやうく、年下の女の子に助けられる。
それ以外の時は,運がよくか、主人公だからか,難から逃れている。
それに対して,兄弟,知人は、災難に激突していく。
人の生死,男女関係,親子関係という、根本的なところを問い続けていて,疲れないのだろうかと思うくらいだ。
杉原爽香の運の良さと爽やかさだけに、このシリーズの存亡をかけているのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
赤川次郎
- 感想投稿日 : 2011年7月18日
- 読了日 : 2010年11月18日
- 本棚登録日 : 2011年7月18日
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