銀色のキーホルダー (光文社文庫 あ 1-70)

著者 :
  • 光文社 (1998年9月1日発売)
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本棚登録 : 331
感想 : 14
5

杉原爽香はどこまでお人良しなのだろうと思うことがある。
象牙色のクローゼットでは、あやうく、年下の女の子に助けられる。

それ以外の時は,運がよくか、主人公だからか,難から逃れている。
それに対して,兄弟,知人は、災難に激突していく。

人の生死,男女関係,親子関係という、根本的なところを問い続けていて,疲れないのだろうかと思うくらいだ。

杉原爽香の運の良さと爽やかさだけに、このシリーズの存亡をかけているのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 赤川次郎
感想投稿日 : 2011年7月18日
読了日 : 2010年11月18日
本棚登録日 : 2011年7月18日

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