一生衰えない脳のつくり方・使い方 成長する脳のマネジメント術

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  • さくら舎 (2012年10月2日発売)
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2回目のピークを無駄にしている?
多くの啓発書は「創造的な仕事は午前中に」と書いていますが、築山先生は「覚醒度は昼12時前と午後6時~7時の2回ピークがきます」と書いてます。それが本当だとしたら、私は、2回目のピークを無駄にしている?

築山節先生の本を読むのは、『脳が冴える15の習慣、フリーズする脳、脳と気持ちの整理術』に続いて4冊目です。終章「いくつになっても脳は成長できる」で、先生は「いくら仕事にやりがいがあるといっても、同じフィールドにいつづけることは、脳の偏った使い方になってしまいます。ですから、自分で意識して新しいフィールド(できれば一人きりの趣味の世界ではなく、他の人たちとのやりとりがある社会的な場がいい)を求めていく姿勢が必要です。」と仰っています。先生は、還暦が近くなってきた頃から、英語の勉強をやり直しはじめたそうです。

「出社したら、スケジュール確認や時間配分、メールチェックなどの作業的なことで脳の回転数を上げて、仕事モードに切り替え、午前10時~正午前の覚醒のピークに向けて、重要な仕事やむずかしい仕事をします。」とのこと…そう言えば、泉正人さんは『仕組み仕事術』の中で「作業的な仕事は仕組み化し、創造的な仕事に時間を割け」って仰っていました。

>日常の生活の中に「変えていく部分」を持つことが大切です。行先のルートを調べる、支払いの振り込みをする。お礼のハガキを出す、はじめての飲食店に生きメニューを選ぶ、日々の生活のなかには、さまざまな脳機能の訓練させる機会が含まれています。ふだんから脳に小さな変化を体験させていくようにしましょう…とのことです。そう言えば、他の本に、雑巾がけは腕が上がるので、50肩の防止に良いと書いてありました。一石三鳥ですね。

>人は「外部環境に変化がある世界」「面倒で困った世界」で生きるべき。“楽”は、脳にとって“毒”なのです…技術の進歩によって、多くの仕事がコンピューターによって担われるようになる。もしかしたら、人間に残される仕事は、変化に対応することなのかもしれませんね。

>やる気をつくるためには、毎日の仕事の中に“作業興奮(脳が正常な活動に入る前に必要な準備運動)”という行動時間をつくるといいと思います。“やる気がでない”という前に、まず机に向かって、仕事を始めてみましょう。いつの間にかやる気が出ると思います…でも、やる気がなくなるのって、疲れてきた時ですよね^^; そんな時は、気分転換が必要なのかな(・・?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療・保健・福祉
感想投稿日 : 2020年5月3日
読了日 : 2017年4月15日
本棚登録日 : 2020年5月3日

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