最終章が本当に喰らった。最終章に相応しい内容で感動した。
どんなに強い人でも、活躍している人でも、全てが順風満帆じゃなくて、人に話せない過去や辛い過去を過ごしてきた。でも、その苦しい経験から他の人が気づかないような大切なことに気づく。その気づきがあるからこそ他の人ができないような大きなことを成し遂げる。
スロウハイツという現代のときわ荘的なシェアハウスで切磋琢磨するクリエイター達の現在と過去、その苦悩からたくさんの気づきや人の思いやりに助けられていく姿は、とても心温まるストーリーだった。
久々に小説で感動した。辻村深月さんがより一層好きになる作品だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月7日
- 読了日 : 2022年5月7日
- 本棚登録日 : 2022年5月2日
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