白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年11月20日発売)
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感想 : 291
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病院内の権力争いがまざまざと分かる作品です。

医者といえば花形の職業ですか、この本からも、そして自分の周りにいるお医者様からの話を伺っても、世間のイメージと内情はかけ離れているものだと感じました。

教授になる為の裏工作、時には頭を下げたくない人でも人脈や資金を持っていれば近寄る、昔からある組織はこのような形態を脱しない限り、海外の組織には勝てないのではないかと思います。その時間を研究や患者様の為に充てる方がよっぽど理にかなっている。本の中でもこのようなフレーズが出てきましたが、共感できます。

先が楽しみになる1巻目でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年1月13日
読了日 : 2021年1月13日
本棚登録日 : 2021年1月13日

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