千夜千冊エディション デザイン知 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044003548

作品紹介・あらすじ

意匠、建築、デザイン。人間の存在証明そのものともいえる知覚のしくみから有名デザイナーまでを俯瞰する。
1.「かたち」が「いのち」
ヴィレム・フルッサー『デザインの小さな哲学』
ランスロット・ロウ・ホワイト『形の冒険』
ジョージ・ドーチ『デザインの自然』
ルネ・ユイグ『かたちと力』
吉田光邦『文様の博物誌』
ルドルフ・ウィトカウアー『アレゴリーとシンボル』
エルヴィン・パノフスキー『イコノロジー研究』

2.知覚とデザイン
ヤーコプ・フォン・ユクスキュル『生物から見た世界』
パウル・クレー『造形思考』
メルロ=ポンティ『知覚の現象学』
クルト・コフカ『ゲシュタルト心理学』
ヴィクトール・V・ヴァイツゼッカー『ゲシュタルトクライス』
佐々木正人 『アフォーダンス』
ドナルド・A・ノーマン『エモーショナル・デザイン』

3. 技能から表象へ
立岩二郎『てりむくり』
ベルナール・パリシー『ルネサンス博物問答』
貴田庄『レンブラントと和紙』
水尾比呂志『デザイナー誕生』
榧野八束『近代日本のデザイン文化史』』
伊東忠太・藤森照信ほか『伊東忠太動物園』
村松貞次郎『大工道具の歴史』
平田雅哉『大工一代』
原 弘『デザインの世紀』
モホリ=ナギ『絵画・写真・映画』
柏木博『モダンデザイン批判』

4.デザイナーの意表
ブルーノ・ムナーリ『モノからモノが生まれる』
ジャン・バーニー『エットーレ・ソットサス』
杉浦康平『かたち誕生』
堀内誠一『父の時代・私の時代』
石岡瑛子『I DESIGN(私デザイン)』
内田繁『インテリアと日本人』
川崎和男『デザイナーは喧嘩師であれ』
山中俊治『デザインの骨格』
PDの思想委員会・三原昌平編『プロダクトデザインの思想』
鈴木一誌『ページと力』

感想・レビュー・書評

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  • ふぅ〜、読み応えたっぷり…
    読了するのに疲れました。まるで修行しているみたい。

    デザイン知・・聞き慣れない言葉です。本書で紹介されている本を読めば得られる知見なんでしょうか笑

    ある意味「デザイン」は松岡さんの専門なのかもしれませんが、個人的には見やすかっり分かりやすかったり、使いやすければそれで良くて、「デザイン」の良し悪しや、深い意味など意識も考えもしたことがない。

    こんな私にはいささか歯応えがあり過ぎたが、それでも手を伸ばしてみたい本は何冊か見つかった。
    まずは、いの一番に紹介されているフルッサーを読んでみたい。

  • 第1章 「かたち」が「いのち」

    1520夜 ヴィレム・フルッサー 『デザインの小さな哲学』
    308夜 ランスロット・ロウ・ホワイト 『形の冒険』
    1311夜 ジョージ・ドーチ 『デザインの自然学』
    140夜 ルネ・ユイグ 『かたちと力』
    401夜 吉田光邦 『文様の博物誌』
    685夜 ルドルフ・ウィトカウアー 『アレゴリーとシンボル』
    928夜 エルヴィン・パノフスキー 『イコノロジー研究』

    第2章 知覚とデザイン

    735夜 ヤーコプ・フォン・ユクスキュル 『生物から見た世界』
    1035夜 パウル・クレー 『造形思考』
    123夜 モーリス・メルロ=ポンティ 『知覚の現象学』
    1273夜 クルト・コフカ 『ゲシュタルト心理学の原理』
    756夜 ヴィクトール・フォン・ヴァイツゼッカー 『ゲシュタルトクライス』
    1079夜 佐々木正人 『アフォーダンス』
    1564夜 ドナルド・A・ノーマン 『エモーショナル・デザイン』

    第3章 技能から表象へ

    495夜 立岩二郎 『てりむくり』
    296夜 ベルナール・パリシー 『ルネサンス博物問答』
    1255夜 貴田庄 『レンブラントと和紙』
    439夜 榧野八束 『近代日本のデザイン文化史』
    730夜 伊東忠太・藤森照信・増田彰久 『伊東忠太動物園』
    379夜 村松貞次郎 『大工道具の歴史』
    531夜 平田雅哉 『大工一代』
    1171夜 原弘 『デザインの世紀』
    1217夜 ラスロー・モホリ=ナギ 『絵画・写真・映画』

    第4章 デザイナーの意表

    1286夜 ブルーノ・ムナーリ 『モノからモノが生まれる』
    1014夜 ジャン・バーニー 『エットーレ・ソットサス』
    981夜 杉浦康平 『かたち誕生』
    102夜 堀内誠一 『父の時代・私の時代』
    1159夜 石岡瑛子 『I DESIGN(私デザイン)』
    982夜 荒俣宏 『世界大博物図鑑』
    924夜 川崎和男 『デザイナーは喧嘩師であれ』
    1644夜 山中俊治 『デザインの骨格』
    1191夜 PDの思想委員会・三原昌平編 『プロダクトデザインの思想』
    1575夜 鈴木一誌 『ページと力』

  • 「デザインあ」という番組が好きなので、この本のタイトルには笑ってしまいました。松岡校長はこの手の言葉遊びがお好きなので、多分わかっていて、やってらっしゃるのでしょう。
    「デザイン」という言葉は、もっと広い意味を持つのだそうです。広告を作ることのみならず、食べること、読むこと、経験すること。生活そのものが自分を作るデザインなのですね。

  • ブックガイド・思想ガイドとしての機能性はもちろん最高水準だが、それ以上に著者の言い回しや文体が芳醇で、何度も本を閉じてその魅力を反芻した。ブックガイドはカタログ本として扱われることが多いが、これはブックガイドの体をまとった1つの表現・アートフォームだと感じた。ヒップホップ以外で表現しうる現代の「本歌取り」の1つの結晶だと思う。

  • <目次>
    第1章  「かたち」が「いのち」
    第2章  知覚とデザイン
    第3章  技能から表象へ
    第4章  デザイナーの意表

    <内容>
    松岡正剛の「千夜千冊」の過去の書評からテーマに沿って抜粋したもの。各書評の終わりには、参考文献(むろん書評したもの)が載る。もともとブックナビの「千夜千冊」も難しいのだが、ご自身の専門に近い、この分野は筆が進んでかなり難解(自分がバカなことがよくわかる)。第4章の個々のデザイナーの所だけかろうじて理解できた気がする。

  • 『デザイン知』『日本のグラフィック100年』刊行記念 松岡正剛 × 山形季央 トークイベントについて
    インフォメーション / PIE International
    http://pie.co.jp/news/index.php#576795b10ed467a7a5

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    本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。
    意匠、建築、デザイン。人間の存在証明そのものともいえる知覚のしくみから有名デザイナーまでを俯瞰する。
    1.「かたち」が「いのち」
    ヴィレム・フルッサー『デザインの小さな哲学』
    ランスロット・ロウ・ホワイト『形の冒険』
    ジョージ・ドーチ『デザインの自然』
    ルネ・ユイグ『かたちと力』
    吉田光邦『文様の博物誌』
    ルドルフ・ウィトカウアー『アレゴリーとシンボル』
    エルヴィン・パノフスキー『イコノロジー研究』

    2.知覚とデザイン
    ヤーコプ・フォン・ユクスキュル『生物から見た世界』
    パウル・クレー『造形思考』
    メルロ=ポンティ『知覚の現象学』
    クルト・コフカ『ゲシュタルト心理学』
    ヴィクトール・V・ヴァイツゼッカー『ゲシュタルトクライス』
    佐々木正人 『アフォーダンス』
    ドナルド・A・ノーマン『エモーショナル・デザイン』

    3. 技能から表象へ
    立岩二郎『てりむくり』
    ベルナール・パリシー『ルネサンス博物問答』
    貴田庄『レンブラントと和紙』
    水尾比呂志『デザイナー誕生』
    榧野八束『近代日本のデザイン文化史』』
    伊東忠太・藤森照信ほか『伊東忠太動物園』
    村松貞次郎『大工道具の歴史』
    平田雅哉『大工一代』
    原 弘『デザインの世紀』
    モホリ=ナギ『絵画・写真・映画』
    柏木博『モダンデザイン批判』

    4.デザイナーの意表
    ブルーノ・ムナーリ『モノからモノが生まれる』
    ジャン・バーニー『エットーレ・ソットサス』
    杉浦康平『かたち誕生』
    堀内誠一『父の時代・私の時代』
    石岡瑛子『I DESIGN(私デザイン)』
    内田繁『インテリアと日本人』
    川崎和男『デザイナーは喧嘩師であれ』
    山中俊治『デザインの骨格』
    PDの思想委員会・三原昌平編『プロダクトデザインの思想』
    鈴木一誌『ページと力』
    https://www.kadokawa.co.jp/product/321710000144/

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著者プロフィール

一九四四年、京都府生まれ。編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。一九七〇年代、工作舎を設立し『遊』を創刊。一九八〇年代、人間の思想や創造性に関わる総合的な方法論として″編集工学〟を提唱し、現在まで、日本・経済・物語文化、自然・生命科学、宇宙物理、デザイン、意匠図像、文字世界等の研究を深め、その成果をプロジェクトの監修や総合演出、企画構成、メディアプロデュース等で展開。二〇〇〇年、ブックアーカイブ「千夜千冊」の執筆をスタート、古今東西の知を紹介する。同時に、編集工学をカリキュラム化した「イシス編集学校」を創設。二〇〇九~一二年、丸善店内にショップ・イン・ショップ「松丸本舗」をプロデュース、読者体験の可能性を広げる″ブックウエア構想〟を実践する。近著に『松丸本舗主義』『連塾方法日本1~3』『意身伝心』。

「2016年 『アートエリアB1 5周年記念記録集 上方遊歩46景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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