小澤征爾さんと、音楽について話をする

  • 新潮社 (2011年11月30日発売)
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本棚登録 : 2199
感想 : 280
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村上春樹さんがこんなに音楽マニア(オタク?)だったと、初めて知りました。

なんかもう、笑えるくらいの知識の豊富さに加えて、とても耳がいいんだと思う。わたしなんかみたいにレコードを集めてなんとなく「聞く」んじゃなくて、「聴く」ということをしている人なんだなと。小澤征爾さんとこんなに話が噛み合うんだから、物書きの天才はやはりそこだけには留まらないんだなーと。

対談はとても面白くて、二人が聴きながら話しているCDを聴きながら読むともっと面白い。残念ながら同じ指揮者やソリストじゃないんだけど。。

マーラーも真剣に聴いたことがなかったけど、読みながら聴くと面白い。マラ2素敵。
オペラも『フィガロの結婚』と『魔笛』くらいしか観に行ったことがなかったんだけど、今ものすごく興味を持ってしまっている。『ラ・ボエーム』が観たい。

話している内容ってほとんどわからない(同じレコードがなし、知らない人物の名前が多いしで、とても調べながら読んではいられないから)んだけど、音楽熱がかなり上がる一冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 対談
感想投稿日 : 2012年6月11日
読了日 : 2012年6月11日
本棚登録日 : 2012年6月9日

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コメント 1件

yoshie3さんのコメント
2012/06/17

さっき、別ルートからこの本を知って、WEB予約をしようとしたけど、出来なかった。。
帰国したら、図書室で予約をしてみる♪

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