村上春樹さんがこんなに音楽マニア(オタク?)だったと、初めて知りました。
なんかもう、笑えるくらいの知識の豊富さに加えて、とても耳がいいんだと思う。わたしなんかみたいにレコードを集めてなんとなく「聞く」んじゃなくて、「聴く」ということをしている人なんだなと。小澤征爾さんとこんなに話が噛み合うんだから、物書きの天才はやはりそこだけには留まらないんだなーと。
対談はとても面白くて、二人が聴きながら話しているCDを聴きながら読むともっと面白い。残念ながら同じ指揮者やソリストじゃないんだけど。。
マーラーも真剣に聴いたことがなかったけど、読みながら聴くと面白い。マラ2素敵。
オペラも『フィガロの結婚』と『魔笛』くらいしか観に行ったことがなかったんだけど、今ものすごく興味を持ってしまっている。『ラ・ボエーム』が観たい。
話している内容ってほとんどわからない(同じレコードがなし、知らない人物の名前が多いしで、とても調べながら読んではいられないから)んだけど、音楽熱がかなり上がる一冊でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
対談
- 感想投稿日 : 2012年6月11日
- 読了日 : 2012年6月11日
- 本棚登録日 : 2012年6月9日
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コメント 1件
yoshie3さんのコメント
2012/06/17