最後の授業――心をみる人たちへ

著者 :
  • みすず書房 (2010年7月22日発売)
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本棚登録 : 253
感想 : 29
4

非常におもしろかったです!
前半のマスコミと精神分析のお話は
とてもわかり易くて、私が心理学をお勉強してよかったなと
思った部分と大きく重なるお話が出てきて
今の自分にとって取っつきやすかったです。
個と個との対面でのダイナミズムと言うか、やっぱ
そういうのを関係性の中で大切にしていきたいんだなって
再確認しました~

後半のお話は難しかったです・・・。
ああ、これ勉強したな~って言うお話が出てきてぐいぐい
読んでしまうんだけど、どことなく理解が不十分なまま
終わってしまいました。(集中力が切れました)
文化的原型(だったっけかな・・・)の考え方が大学時代に沢山学んだ中で
おもしろい!って思った考えの一つで、そういう意味でここでの昔話の
分析はとてもこころ惹かれました。
ただ、難しかった・・・。
"甘え"による分析との差異のところらへんで
すっかりと集中力が切れました。
でも、この本は大いに私を大学時代に引き戻してくれて、ああ
授業を受けてみたかったなと思わせるものでした。

やっぱ臨床心理学とか精神分析っておもしろいな~。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年6月27日
読了日 : 2012年6月27日
本棚登録日 : 2012年6月27日

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