1973年のピンボール (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年11月16日発売)
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本棚登録 : 13821
感想 : 921
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村上春樹再読。
僕が村上春樹を好きになったのは『世界の果て』以降。本作と『風の歌を聞け』は苦手だった。本作は鼠が暗すぎて気が滅入るのだ。今回思い立って再読。

ネット上でも本でも、たくさん研究されているストーリーに関してはあまり言うことが無いのだが、後の作品を読んでるからこそ解る設定ってのもあってなかなかに手強い。きっと初読の時には何も読み取れてなかったに違いない。

今回分かったこと
鼠は相変わらず暗い(そりゃそうだ)
村上春樹の魅力の一つである“語り口“は、意外とまだ完成していない。
案内役の女の子(今回は双子)は相変わらず魅力的。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月29日
読了日 : 2023年10月29日
本棚登録日 : 2023年10月29日

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