上巻に比べて衝突のあり方や予想の部分が多く、若干しんどくてそうはなってほしくないと願う内容が多い。また、中国との関係性に対して、日本と中国を始めとした東アジア諸国が連携し始めることへの恐れを感じる内容。現時点では起きていないことと似たようなことが見られることがあり、大局観としてのリスク意識を持つのには良い内容。
人口的に国力が北から南へシフトするとしたら、その際の均衡の取り方は西欧化ではなく多様な文化に根ざした文明の均衡にあること20年以上前に示唆していたことになる。昔読んだ方も、もう一度読み返すと新たな気づきがありそうですよ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
広げる 新領域開拓(教養書)
- 感想投稿日 : 2021年9月20日
- 読了日 : 2021年9月20日
- 本棚登録日 : 2021年9月5日
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