うわぁ、ベッタベタな少女マンガやんこれ…って思ったら、作者の折原みとさんって、少女マンガを描く人でもあるんやねぇ。こういうのを求めている人にはピッタリ嵌る作品だと思う。俺にはちょっと…だったが。
激辛ファンは、超絶に舌がしびれるような辛さの中から旨みを感じるらしい。ウルトラマラソンを走るランナーは息も絶え絶えの状態から、そのレースの楽しみを見出すらしい。
この小説も、俺みたいな素人が読んだら「なんだこのベタな展開は、なんだこの昭和50年代少女マンガみたいに主人公に次々襲い掛かる不自然は不幸は…」と辟易するのだが、求めている人はそのベッタベタの中に旨みや楽しみを見出すのだろう。
真の面白さを理解するには、修業が必要な、そんな作品であった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本小説
- 感想投稿日 : 2018年12月9日
- 読了日 : 2018年12月8日
- 本棚登録日 : 2018年11月30日
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