■書名
書名:死の蔵書
著者:ジョン ダニング
■概要
十セントの古本の山から、数百ドルの値打ちの本を探しだす―そん
な腕利きの“古本掘出し屋”が何者かに殺された。捜査に当たった
刑事のクリフは、被害者の蔵書に莫大な価値があることを知る。
貧乏だったはずなのに、いったいどこから。さらに、その男が掘出
し屋を廃業すると宣言していた事実も判明し…古書に関して博覧強
記を誇る刑事が、稀覯本取引に絡む殺人を追う。すべての本好きに
捧げるネロ・ウルフ賞受賞作。
(From amazon)
■感想
近くの図書館から頂いた本のうちの一冊。
ハードボイルド探偵ものといった感じでしょうか。
そこまで凝ったトリックではなく、結構あっさりの感じのお話しです。
でも、読んでいて引き込まれました。
冷静に考えると、こういう本格ミステリーもの、物凄く久しぶりに
読みました。
やっぱりこういうの好きなんだな~と認識しましたね。
物語ですが、恐らく、初めから「古書店の店主」から始めれば、こ
の半分ぐらいの量で終わったのではないかな?
それぐらい、本編(殺人事件)と関係ない物語(悪党との対決)にペー
ジが割かれています。
面白いですが、少し長かったかな?
後、気になったのは、この著者は、そんなにスティーブンキングが
嫌いなのかな?と思ってしまうほど、キングの小説の扱いがひどい
です。(一部の作品は褒めていますが。。。)
別に何読んでどのように感じようがどうでもいいのですが、それ
をみんなに強制しちゃいけないでしょ。
私は本が好きですが、別に昔の本だから面白いとかそういうのは
一切ないです。また、収集癖もないので、こういうせどり屋とかは
向いてないのだと思いますが、せどりは、奥が深く面白いと思います。
「本は読むもの」なのでその表面の価値には、どうしてもそこまで
興味が無いのです。
話がとっちらかりましたが、結論として、やっぱり本が色々関わっ
ている物語は楽しく読めます。
続編も図書館から頂いているので、近いうちに読みたいです。
(ただし、現状、読みたい本が多すぎなので、迷い中です。)
- 感想投稿日 : 2014年5月11日
- 読了日 : 2014年5月11日
- 本棚登録日 : 2014年5月11日
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