本当の「頭のよさ」ってなんだろう?: 勉強と人生に役立つ、一生使える ものの考え方

著者 :
  • 誠文堂新光社 (2019年6月5日発売)
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本棚登録 : 1875
感想 : 124
5

恐らく中学生くらいを想定して書かれた本なので、噛み砕き方がすごい。素麺レベルですごい気づきがスルスル入ってくる…
これ本当に斎藤先生の生徒の気分…素敵!

「頭がいい」とは脳の状態がいいということ。
頭のいい状態が増やせると、自分の力で幸せに生きていく力につながる。
どうして勉強が必要なのか?
どうして学校に行かなければならないのか?
どうして受験が必要なのか?
斎藤先生の答えがいちいちうなずける。
すごい。
仕事で中学生にこういった事を話す機会がたくさんあるので、良いアップデートになった!

その他にも「好きな事」を増やして没頭していく利点や、常に上機嫌でいるコツ
雑談のポイントなど、大人が欲している情報も盛り沢山!

一番びっくりしたのは、斎藤先生は昔超不機嫌男だったって事。
自分は能力があるからと、いつもムスッとして他人をズバズバと指摘するような対人関係を取ってきたらしい。しかしそれでは自分の世界が狭まっていっていることに気づいた…
信じられない…斎藤先生といえば、絶えず穏やかな笑みを浮かべておられる仏のようなイメージしかないんですけど

これからは更に「感じの良さ」が物を言う時代
色々な事を吸収して、教養のある素敵な大人になりたいと強く思った!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月11日
読了日 : 2020年7月11日
本棚登録日 : 2020年6月18日

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