茨木のり子詩集 (岩波文庫)

制作 : 谷川俊太郎 
  • 岩波書店 (2014年3月15日発売)
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本棚登録 : 1405
感想 : 85
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読書会課題図書

〈青春を戦争の渦中に過ごした若い女性の、くやしさと、それゆえの、未来への夢。スパッと歯切れのいい言葉が断言的に出てくる、主張のある詩、論理の詩。ときには初々しく震え、またときには凛として顔を上げる。素直な表現で、人を励まし奮い立たせてくれる、「現代詩の長女」茨木のり子のエッセンス〉とある

彼女の詩時々目にし、心に残っていたものが何編かあった
今回この文庫本を改めて読んでみて
「Y」という箱にひっそりと残されていた詩に驚いた
こんな詩を書いていた方なんだと
「断定的だ」という先入観が払しょくされたような……
夫を亡くした喪失とそれゆえの愛が濃密だった
谷川俊太郎さんの選が良かったのかなあ

心に響く言葉にたくさん出会った

読書会では、大絶賛派とイマイチ派に分かれ楽しかった

≪ 目をつぶり 目を見開いて 言葉紡ぐ ≫

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 一般書
感想投稿日 : 2024年2月22日
読了日 : 2024年2月22日
本棚登録日 : 2024年2月22日

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