今日は誰にも愛されたかった(1200円+税、ナナロク社)

  • ナナロク社 (2019年12月19日発売)
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「連詩」「感想戦」
へー、楽しい企画だなあ
詩や短歌にうとい私ですが
構成がうまくてすっと引き込まれました

言葉に深く鋭く迫っている人ってすごいなあと
改めて思いました
見過ごしている風景や感覚を、こうして文字にされるんですね

フォロワーさんに中にも短歌をたしなむ方がおられますよね
感性を研ぐためにはいいなあ

いちばん好きなのは、やはりタイトルになった短歌

〈 四季が死期にきこえて音が昔にみえて今日は誰にも愛されたかった 〉

≪ 詩の花は 時間のそばに ひらかれる ≫
                 谷川俊太郎

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 一般書
感想投稿日 : 2024年3月4日
読了日 : 2024年3月4日
本棚登録日 : 2024年3月4日

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コメント 2件

たださんのコメント
2024/03/04

はまだかよこさん、こんばんは。

あれだけの長いレビューを気にかけて下さり、ありがとうございます(*'▽'*)

私も決して詩や短歌に詳しいわけではないので、「感想戦」を読んでは、「なるほど!」と、その解釈を知ることによって、三人が順番に詠む面白さや、彼らによって少しずつ創られていく、世界の魅力も、より高まっていくのだなと感じることが出来ました。

それから、詩人や歌人の凄さについて、私も同感で、こんな景色もあるのだなと気付かせてくれたことに、とても共感出来るからこそ、詩集や歌集を読みたくなるのだと思いますし、そんな素晴らしいものを見せてくれることには、改めて言葉の持つ、途轍もない凄さを実感いたしました。

タイトルの歌、私も好きですよ!
一文字違いの言葉や、視覚と聴覚がごっちゃになる不思議な感覚がありながら、歌全体としての意味合いはとても哀愁的で、心に染み入るものがありました。

はまだかよこさんのコメント
2024/03/05

たださんへ
いつもきちんと読んだ本に向き合っておられる姿勢に拍手です
上っ面だけの私はかなりハズカシイ(/ω\)
この本は」「わおー、すごいなあ」
とため息つきつつ読み終わりました
面白くもないエッセイもどきを書いておりますが
もっと言葉を大切に見つめなくてはなどど反省しきりです
それと たださんのラストの短歌
とってもすてき!視野がふわっと広がって……拍手です

コメントありがとうございました

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