どこにでもある家族の形態、幼稚園生くらいの子供のいる家族の5編に及ぶ短編集…。それぞれのストーリーは独立しています。自身のブログを持ちながらママ友からどんな風に自分が見えているのかが気になって仕方ない主婦、仕事のため育児に参加できないことを妻や義理の両親に批判される夫、自身の娘の発達障害を疑わずにいられない主婦、出産後の主婦の変化に新たな刺激を求める夫、父の再婚で一緒に暮らすことになった義母とその娘に対して戸惑う女子高生…。
なんか読んでいて、共感できるなぁ~ってことも多くありました。一番心に残っているのは「ゲンノショウコ」で、 自身の娘の発達障害を疑わずにいられない主婦のお話…泣きそうになりました。様々な家族の形があってそれぞれに家庭の事情もあるけれど、それを乗り越えることで一層家族の絆って強くなるんだろうなって感じました。
ポーチュラカ、サボテン、ゲンノショウコ、テラリウム、サンカヨウ…それぞれのストーリーに込められた植物、なじみのあるのはサボテンくらい??でも、以前辛4さんにこの作品の存在とサンカヨウの美しさを教えてもらいました♪それからずっと読みたいと思っていた作品です。辛4さん、よい作品を紹介して頂きありがとうございました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
窪美澄
- 感想投稿日 : 2023年4月29日
- 読了日 : 2023年4月29日
- 本棚登録日 : 2023年4月28日
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コメント 2件
チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2023/04/29
かなさんのコメント
2023/04/29