前作「ツナグ」から7年、祖母から使者を受け継いだ歩美は、おもちゃメーカーに勤務していた…。使者(ツナグ)は生者と死者との橋渡しを行い、お互いに再会を望めば一度だけ逢える機会を作ることができる…。今作では、母と子供を捨てた父(プロポーズの心得)、戦国の世の武将(歴史研究の心得)、母より先に旅立った愛娘(母の心得)、急死した尊敬する父(一人娘の心得)、若き時代好意を抱いていた女性(想い人の心得)の5作品…。
少しだけ感想を…!「プロポーズの心得」では、前作でも登場した嵐ちゃんが想われ人として登場!!ゆずるくんとの幸せな未来への兆しを感じられて嬉しくなりました。でも一番は「想い人の心得」!!85歳になった蜂谷さんと、16歳にして他界したことでそこで時間が止まったままの絢子様の再会…涙なしでは語れませんっ!!読み終えて、表紙の装丁を見ると感慨深いものがあります。
そして、歩美くんの恋も上手くいくかなぁ…続編は、歩美くんが家族をもってからのお話かなぁ…なんて、期待すると楽しみでもあります(^^)/
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
辻村深月
- 感想投稿日 : 2023年2月18日
- 読了日 : 2023年2月18日
- 本棚登録日 : 2023年2月17日
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