主人公…難しいな、母なのか、娘なのか…母の方は神父への手記、娘は娘の回想として、同時期に家族内で起きた出来事をそれれぞれの視点から振り返る物語…母と娘の捉え方はこうまでも違うのかと感じながらも、母に愛されたい気持ちは双方ともに共通していたんだと思いました。母が娘を思う気持ちももっと掘り下げてほしいような…愛されたい思いばかりが際だっているような印象を受けました。とはいえ、夢中になって読む手を止められなかったし、自分の中の「母性」というものを改めて考えるきっかけにもなりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
湊かなえ
- 感想投稿日 : 2022年10月9日
- 読了日 : 2022年10月9日
- 本棚登録日 : 2022年10月9日
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