52階建ての超高層マンション「スカイローズガーデン」で、そこに住まいを構える野口夫妻の変死体が発見され、現場に居合わせた4人の男女の証言からストーリーは展開する。その後の各章では、証言した4人の過去、野口夫妻とのつながりなど、証言では得られなかった真実とその十年後について垣間見ることになる…。
どこか、みんな…特に女性の登場人物の思いには共感できないものがありました…。タイトルの「Nのために」は、考えてみればみんな「N」か…と思ったくらいですかねぇ…。エンディングには、どうもすっきりしない、モヤモヤ感を感じました。“究極の愛”は“罪の共有”…そんな“究極の愛”をリアルで私は知らないけれど、それって逆に考えれば幸せなことなのかも…そんな風にも思えました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
湊かなえ
- 感想投稿日 : 2024年1月28日
- 読了日 : 2024年1月28日
- 本棚登録日 : 2024年1月28日
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