のろのろ歩け

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年9月27日発売)
3.33
  • (9)
  • (48)
  • (65)
  • (11)
  • (5)
本棚登録 : 325
感想 : 59
4

北京、上海、そして台湾を舞台に、3人の女性の物語が語られる。最後に北京に行った時、やはりちょうど古い街がどんどん新しくなっていくのを見たので、懐かしい気がした。もう10年以上も前だから、もはや全然昔の街並みなどなくなっているかも知れないなと思う。上海は、なぜか機会がなく行ったことがないので、描かれている古さと新しさが共存するような街の様子に、いつか訪れてみたいなとまた思った。台湾は何度も訪れていて、風景の描写が意外に少なかったのがちょっぴり残念な気もするが、登場する台湾のおじさんたち(老人たち)の雰囲気は、そんな人たちが確かにいそうな気がした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年4月28日
読了日 : 2017年2月24日
本棚登録日 : 2017年4月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする