前作のカササギから間をおかずに読んだのは、カササギケースがきれいな形で調って終わったので、次作をどう展開するか気になったため。
で、読んだのだけど、カササギの逆の構成を辿ると予想できたのと、グリコキャラメル的展開はやっぱりうれしいですね。
どちらに重点を置くかにもよるけど、このヨルガオも前作同様、両方とも重要なため、読了感は大変充実度が高い。
あと、このシリーズ、あまりインターバルを置かずに集中して読むのが吉です。登場人物が必然として多くなるのには、光文社古典新訳文庫のように巨大しおりがあるといいけど。
出来栄えは前作同様すごく面白くおすすめです。動機や怪しいことするキャラが多く、犯人を絞り切らない中でちょっとしたサスペンス、その後に謎解きですっきりという流れは、王道だけど心地よかった。
ホーソーンの方も十分面白いけど、やっぱこっちの2作の方が自分的にはダントツかな。しばらくミステリはお腹一杯かも。。。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月25日
- 読了日 : 2023年1月25日
- 本棚登録日 : 2023年1月16日
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