3年生のみずかは感想文がきらい。
だって、書けないんだもん。
本を読むのは好き。でも、よかったなあ、おもしろかったなあってことを書こうとすると、おもしろかった気持ちが消えていっちゃうの。
胸の中には、おもしろかったこと、びっくりしたこと、ジーンとしたことがつまっているのに。
でも、えりこ先生はみずかの胸に耳をあてましたが「わかんない」と首をふりました。
「感想文は思いを言葉にする練習!しゅぎょうだよ」って言うのです。
みずかは、友達のあすかに一緒にお話を書いてもらって、その感想文を書くことにしました。
〇隅から隅まで愛があふれている!
みずかちゃんの感想文を書けない気持ち、全国の子どもたちの気持ちだよねえ。先生のさとし方がふるっている。困っている学校の先生方にも読んで欲しい。
みずかちゃんが、こうやって感想文を書けばいいのかあって体験しながら学んでいくのもよい。
あすかちゃんの弟愛が創作の行方を光の方へ。みずかちゃんの冒険心と友情が創作の行方を波瀾万丈に。
りょうたくんも、創作に加えてもらえて良かった。
どのページも楽しく読めました。
佐藤真紀子さんの挿絵がぴったり!二人三脚!
〇この本が来年の読書感想文の課題図書になったら面白いなあ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
9類:児童文学
- 感想投稿日 : 2021年9月28日
- 読了日 : 2021年9月28日
- 本棚登録日 : 2021年9月28日
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