学校では教えてくれないお金の授業

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  • PHP研究所 (2014年5月24日発売)
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運用の基本的な考え方。
取り得るリスクの範囲の中で、リスクと期待リターンのバランスを考え、出来るだけ無駄なコストを省く。

お金は信用である。

お金があると自由が広がる。
お金があると不幸を避けられる。
お金だけでは幸せになれない。

お金は備えになる。
お金は手段であり、目的ではない。
お金はそれ自体で新たなお金を稼ぐことができる。

まず自分の人材価値を高める。豊かな生活を得るためには、まず稼ぎを増やすことを考える。
天引きして貯蓄をする方法は行動ファイナンスから説明可能とのこと。

金持ちからは手数料、貧乏人からは金利を取ることが昨今のリテール向け金融ビジネスモデル。

手取りの1/4程度を着実に貯蓄・運用し残りのお金で生活すると、基本的に老後の生活はそれほど心配いらないとのこと。

お金の保管の仕方。
普通預金には月々の生活費2、3ヶ月預けておく。という目安を著者は述べている。
お金と安心して付き合うために一つの銀行に1000万円以上預金を持たないようにする。

銀行預金より安全なお金の置き場として、個人向け国債(10年満期変動金利タイプ)とMRF(マネーリザーブファンド)を知る。
但し、これらの安全な運用手段は金融機関に嫌がられる。

銀行との付き合い方。
銀行はお金を運用するところではない。
ネットで不要なリスクを避ける。

お金のアドバイスを受ける相手から買わない。金融機関の仕事は客から儲けること。

お金の運用は利回りで考える。

借金を先に返すことが大体の場合、正解。
同じ投資信託で年一回の分配コースの方が毎月分配コースよりお得。計算より明らかだが、毎月分配コースを選ぶ人が多い。

生命保険はなるべく入らない。が第一原則。
必要最小限で契約する。
安い保険に加入する。

外貨預金は最悪な商品ではないかもしれないが、ダメなことが最もハッキリひている商品。として距離を置くべきとのこと。

自分が支払っているお金にもっとよく知るべきだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年11月23日
読了日 : 2018年5月12日
本棚登録日 : 2018年11月23日

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