村上春樹苦手だったが、この短編集はすっと入ってきた。日常の描写や感情の描写が目に浮かぶ又は実感として感じられる所が良かった。
表題の『めくらやなぎと眠る女』の難聴のいとこへの彼の小さな苛立ち
『我らの時代のフォークロア〜高度資本主義前史』の藤沢嘉子の彼が求める「肉体的一体感」への対応。決めたものはどうしてたか崩せない。周りが何と言おうとそれを崩したら、自分の中で何かが変わってしまいそう。でも、彼の要求も受け入れたい。受け入れない自分は彼に悪い事をしている気がする。そして苦肉の策。
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- 感想投稿日 : 2018年3月22日
- 読了日 : 2018年3月22日
- 本棚登録日 : 2018年1月30日
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