私が彼を殺した (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2002年3月15日発売)
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本棚登録 : 17953
感想 : 1308
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犯人が最後まで明かされることはないミステリー。容疑者3人の目線で描かれ、物語が進んでいく。自分的には、3人(?)と思ってしまったが。
カプセルの数、ピルケース等、途中から推理することに付いて行けなくなりました。
袋綴じを読み犯人に辿り着いたものの、予想通りで、気持ちがスッキリしません。犯人は誰かではなく、きっと、謎解きの過程が面白みなのだなと。(つくづく推理が苦手な自分を感じました)
容疑者の誰もが「自分が殺してやった」という心境になるほど、穂高に殺意を抱いていた、その心情に引き込まれて読みました。いちばんの謎は、なぜ彼女(美和子)は彼と結婚しようと思ったか、です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月11日
読了日 : 2023年11月11日
本棚登録日 : 2023年11月11日

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