にょっ記

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年3月13日発売)
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感想 : 157
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ほのぼの笑える本が読みたかった。
同じこと思ってましたという話(誰か言う人いないかと思っていたこと)、妄想話、あやしい話とか、くくって笑えました。短い日記形式でさらっと読めた。
四十過ぎてスタジャンなんか着ているのは、ほむらさんか変態だけですよ、と云われショックを受けたほむらさん。五十代の今も着ていらっしゃるのでしょうか。
11月27日 休憩のためカフェに入る。入るタイミングが遅すぎると、休んでも足の疲れがあまり回復しない。早すぎると二回休憩をとることになる。思いついた時にカフェはない。休憩は難しい。同感です(しかし男性がそこまで考えるんですか)
子供の頃、クワガタ捕りに夢中になった話。
私は一匹しか捕ったことがない(数えきれないほど出かけても一匹)。子供には徒労とか無駄とか虚しいとかみじめとかいう感覚はないのだろうか。前方に膨大な未来の時間があるからか。何かをやろうとして結果がでないと、すぐに失望したり絶望したりする今の私は、「クワガタ捕り」に懐かしさ以上の眩しさを感じる。(わかります)
借りるとき一番上にはしない、無意識に。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月29日
読了日 : 2021年5月29日
本棚登録日 : 2021年5月29日

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