八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学 ちくま新書 (544)

著者 :
  • 筑摩書房 (2005年7月6日発売)
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本棚登録 : 224
感想 : 32
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戦無世代の私は、終戦記念日は疑いもなく八月十五日だと思っていた。
詳細なメディア研究で、なぜ、日本においては、その日が終戦記念日として定着するに至ったかを検証していく様は、まさにスリリングで、目ウロコ本であった。

最後の提言も、至極納得出来るが、その上で、今となっては終戦記念日の歴史認識を変えるのは、なかなか難しいだろう。

日中韓の歴史認識問題は、戦後の外交のまずさもあり、あまりにも、センシティブでナイーヴな問題になってしまっている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養系(新書等)・時事・科学読物・その他
感想投稿日 : 2013年11月11日
読了日 : 2013年11月11日
本棚登録日 : 2013年3月25日

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