新装版 よろずや平四郎活人剣 (上) (文春文庫) (文春文庫 ふ 1-36)

著者 :
  • 文藝春秋 (2003年12月5日発売)
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連作短編時代小説。老中水野忠邦が天保の改革を行い、失脚するまでの時期が背景となっていて天保の改革・蛮社の獄を背景に、平四郎の腹違いの兄で目付の神名監物と鳥居耀蔵の対立、神名兄弟と鳥居配下の奥田伝之丞との争い、平四郎の元許婚菱沼早苗の消息の探求が軸になる。平四郎は祝福されざる冷や飯食い、妾腹の子で冷遇され旗本の家を出奔、裏店に住みついた平四郎だが日々のたつきに窮し、喧嘩五十文、口論二十文、とりもどし物百文、「よろずもめごと仲裁つかまつり候」の看板を掲げた。 短編がつながっていき読みやすく構成が良い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 藤沢周平
感想投稿日 : 2013年11月4日
読了日 : 2013年11月4日
本棚登録日 : 2013年11月4日

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