貫井徳郎の作品は、基本的に重いテーマが多いが、その中でも郡を抜いて重い。
暗澹とする。
三人の少年が犯行に至る動機と心理が、三者三様に描かれていて、単純に「キレる」だけではない描写はさすがで、納得させられる。
少年犯罪でよく語られる「心の闇」とは何か、ゲームや漫画、家庭環境などで片付けていいのかを考えさせられる作品。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2011年2月17日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年2月13日
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