空白の叫び 下 (文春文庫 ぬ 1-6)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年6月10日発売)
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本棚登録 : 1180
感想 : 107
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貫井徳郎の作品は、基本的に重いテーマが多いが、その中でも郡を抜いて重い。
暗澹とする。

三人の少年が犯行に至る動機と心理が、三者三様に描かれていて、単純に「キレる」だけではない描写はさすがで、納得させられる。

少年犯罪でよく語られる「心の闇」とは何か、ゲームや漫画、家庭環境などで片付けていいのかを考えさせられる作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2011年2月17日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年2月13日

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