「深瀬和久(主人公)は人殺しだ」という強烈な告発から始まる本書。
その告発に心当たりがあり、事実を明らかにするために被害者のことを、当時のことを知ろうと奔走する主人公。
僕がある日、「あなたは人殺しである」と告発されたとしたら・・・。
その告発が「もしかしたらアレのことか」と心当たりがあるとしたら・・・。
自分だったらどうするだろうか?
真実が明らかになろうとする時、全てを覆すラストの一文の残酷さ。
伏線や背景描写ももちろん緻密で素晴らしいのですが、自分がその立場に置かれた時の希望と絶望をぜひ楽しんでほしい作品です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年3月7日
- 読了日 : 2019年3月7日
- 本棚登録日 : 2019年3月7日
みんなの感想をみる