読むところが多く、軽く、読了後に捨てることに罪悪感を感じない本書は兎角待ち時間の多い出張にはかかせない。
前号は「日本の自殺」と題する1975年の文藝春秋誌に掲載された論文の再録とそれに付随する記事が非常に面白かった。それと比べると今号はパンチが弱い。
被災地の子供に作文をかかせるという手法を定期的に行なっているが、国の指導者やマスコミですらその整理ができていない題材を子供に作文させるのはよいとして、「事実を消化できていない」みたいなことを指摘するのはあまり意味がない。ただ東電社員の娘の作文はやはりそうなるかという一種の感動があった。
読書状況:読み終わった
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一般
- 感想投稿日 : 2012年4月14日
- 読了日 : 2013年2月21日
- 本棚登録日 : 2012年4月14日
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