六人一家の物語。真面目な(でもどこかずれている)父母、ふわふわとしているけれど芯は鋼鉄のごとく頑固な長姉そよちゃん、優しくて真面目でまっすぐだけど立ち位置のずれている次姉しま子ちゃん、一番平らかな弟の律、そして高校を卒業してなにもしていない19歳(この家では別にニートではなく20歳まではなにをしてもいい権利がある)主人公のこと子。
数年に一度の頻度で再読します。この一家にも会いたくなるけれど、なんといっても、最強に心が平らかな「クリーニング屋の娘」に会いたくなるのです。数ページしか登場しないのに。私も邪気なく「ボーイフレンドって素敵よね。いるあいだはたのしいし、いなくなると気持ちいい。」(P108)と言ってみたかった…。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年12月21日
- 読了日 : 2020年12月21日
- 本棚登録日 : 2020年12月21日
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