最愛の妻を亡くした宇宙生物学者・シーオは母親を失った子の父親でもあり、彼は情緒不安定で不登校の息子・ロビンにの対応に行き詰まる。息子に向精神薬を飲ませたくない彼は、亡くなる前に取った妻の感情データを息子に追体験させることにした。
・彼自身の仕事の行き詰まり、機能不全になった政治、インターネットやSNSの功罪、自然保護、この作品では次世代に残せるものは何だろう、と様々な問題が私たちに投げかけられる。
・父親と息子が様々な惑星を訪れる場面はまるで宇宙旅行、目の前に宇宙が見えてくる。
これらがとても印象に残りました…がやっぱりこの主人公の父親としての在り方がちょっと無理…(汗。
自閉症スペクトラムと診断されそうな息子の対応に行き詰まり
息子はまだ9歳で脳は発達過程にあるから向精神薬は飲ませたくない…分かる
「薬以外で、息子をおとなしくさせて、校長を黙らせる何らかの方法を知りたいだけだ」(P133)ので、脳の実験に参加させたい…なんで???
いやホントどうしてそうなった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月28日
- 読了日 : 2023年1月27日
- 本棚登録日 : 2023年1月27日
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