待望の十二国記最新刊。どこの本屋にも積んであったので、いつでも読めると思うと手に取る機会を逃していた。長期出張のお供として購入。
「丕緒の鳥」「落照の獄」「青条の蘭」「風信」の4つの短編が収録されている。どの話も流石のクオリティだが、一番好きなのは「青条の蘭」。権力もない下級役人等、国を救うために命を賭け、名もない人々も協力し大きな物事をなすというこの感じがすごく好き。「風信」も良い。卵が野木になるという十二国記ならでは設定や世界の過酷さを静かに伝えながら、それでも希望を忘れない。これだけでは物足りないので、早く長編新作が読みたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2013年11月23日
- 読了日 : 2013年11月23日
- 本棚登録日 : 2013年11月23日
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