キッチン (角川文庫 よ 11-8)

著者 :
  • KADOKAWA (1998年6月23日発売)
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文庫を買って20年ぶりに読み直したけど
すっかり内容は忘れていて
まったく新しい気持ちで読みました

ばななさんの物語は常に生と死が隣り合わせで
特に死の闇の深さ、どうしようもなさが随所に出てくる
もし喪失したばかりの当事者だったら
読めなかったかもしれないな

それでも当時を振り返らずにはいられないし
自分のこころとからだが
どれほど苦しんで
乗り越えたかどうかもわからないまま
今日ここにいるのか
そのあたりのことが物語として描かれていると
自分に起きたあれやこれも
客観的に捉えられるかもしれないね

別の本も読んでみようかな
死人ばかり出てきてうんざりするまでは

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2018年11月17日
読了日 : 2018年11月17日
本棚登録日 : 2018年11月17日

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