古事記 (学研M文庫 う 1-2)

著者 :
  • 学研プラス (2012年7月1日発売)
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本棚登録 : 179
感想 : 13
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日本人なら必ず知っている古事記。
梅原猛が現代語訳していたので初めて全編読んでみた。
日本の古代の神々が人間味を持っていて面白い。因幡の白兎、ヤマタノオロチ、国譲りなど知っている話でも流れが掴めた。
また戦闘においては非常に騙し討ちが多い事にも驚く。勝者の歴史なので都合が悪ければ書き換えれば良いのにしていない事を考えると、騙し討ちが恥ずべきことでは無いのだろう。現代と倫理観というか感覚の違いが大きい。
下ネタも多い。糞の中から神が生まれたり名前の意味が糞だったりと深読みの遣り甲斐がある。
巻末の解説を読むともう一度読み返したくなる。別の人の訳と比べてみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2016年12月12日
読了日 : 2016年12月12日
本棚登録日 : 2016年12月12日

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