論理に強い子どもを育てる (講談社現代新書 1643)

著者 :
  • 講談社 (2003年1月1日発売)
3.12
  • (0)
  • (4)
  • (12)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 50
感想 : 7
3

○どんなに多くの断片的な情報を知っていても、それらの論理的で有機的な関連をつかんでいなければ、有効な知識になりえません。有機体とか組織とかいうのは、それ特有の目的に向かう論理を構成しているのです。
○空間というものは、あるいは外界は、従来考えられていたように、理性で抽象的にとらえられたものではない。感覚をともなった身体運動の経験によって空間とか外界は発生し構成されているものだ。(ヴァイラ)1人と人は違う。私たちは、だれひとりとして同じ行動をして育っていない。2論理的であることや学問することの意味。違いを認めることから帰結されるもの、違った人々が共存していくためには共通の基準が必要。3自分と世界との関係。おおむね20歳が過ぎると自分というものと世界との関係がわかってくる。そして、それが固定化されることがある。「精神的な老い」とは年齢のことではなく、その固定化のこと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年3月9日
読了日 : 2016年7月8日
本棚登録日 : 2016年7月8日

みんなの感想をみる

ツイートする