文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

  • 草思社 (2012年12月4日発売)
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とっ散らかった印象で総論がよく伝わらなかったが、イースター島の滅亡の顛末などは初めて知ったので興味深かった。また江戸時代の森林伐採対策に関して、城や城下町の建設で木材が大量に必要となり、森林伐採による深刻な木材不足・洪水や浸食の危険性の増大となった。そのため幕府は木材の伐採を監視・制限し、世界でも早い段階から森林保全と再生に勤しんだ結果、現在の日本は世界でも有数の森林保有率(国土の2/3)となっている、というのはまさに目から鱗。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BOOK
感想投稿日 : 2024年4月11日
読了日 : 2023年11月9日
本棚登録日 : 2024年4月11日

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