皇帝ネロの巻。
読み進めていくと、ネロが可愛そうに感じてくる。
たしかに、若くして母アグリーピィーナの策略で皇帝に祭り上げられ、その母を殺し、さらには妻オクタビアをも殺し、有能な多くの部下を殺したネロの行いは言語道断だが、歌に夢中になる姿はいつも孤独の中にいたのではないかという悲哀を感じた。寂しいユリウス・クラウディウス朝の最後の皇帝だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年12月15日
- 読了日 : 2018年12月15日
- 本棚登録日 : 2018年12月7日
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