今の自分を「みじめだな」と心のどこかで思っていることが問題だったのか。と納得した。
少数派として生きるのは難しい。
ある年齢になると大多数は結婚して、子供を産んで、家を建てて…そんな生活が想定されている。
そこから逸脱すること(少数派でいること)は、すごく難しいのだ。
私は結婚しているけど子供が欲しいと思えない。
著者は結婚したけど離婚し、再婚した。子供は最期まで授からなかった。彼女の場合は欲しかったけれど、タイミングによるものだった。
この本の中ではまだ再婚していなかったので離婚後の独身を貫くことについて述べているが、"本来であれば結婚し、子供を育てる期間だったであろう時間を、どのように使ったらよいのか"、"仕事や趣味があればいいが、どちらもそこまで熱意はない。やりたいことがないのに1人で生き続けなくてはいけない"。そんな絶望感に思わず共感してしまった。
まさしく今の私(たち夫婦)が直面している絶望である。
私自身"子供を産みたいと思えない自分"をみじめに思ってしまっているのだと思った。自分の心が今の自分の在り方を許してないのだと思う。大多数でありたかったのに、少数派の生き方を選ぶ自分を自分で認められていない。
あまりに共感が強いので、文章がまとまらない。
また読み直して、感想を書き直します。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年11月5日
- 読了日 : 2023年11月5日
- 本棚登録日 : 2023年10月19日
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